セリンとレンカク 1話目
本当に、本当にレンカクは最低だ!ヒトのカラダを触るだけ触って、大きくさせて抱きたいなどと……!
怒りなのか、気恥ずかしさなのか、よくわからない焦りを感じながら帰宅し、レンカクの感覚を消したくてすぐにシャワーを浴びた。
ボディソープをいつもより多めに使い、体を丁寧に丁寧に、しかしいつもより強めに肌を擦って……泡を流している最中で、ようやく落ち着いてきた。
「はあ……」
何が抱きたいだ。あんなことすれば、誰であっても興奮するだろう。私のことが好きとか言ってからかって……。
「んっ……」
さっきまでずっと触って欲しかったクリトリスに指を伸ばす。皮の上からすりすりと擦り、実を直接触る。
「あっ、あ……んっ!」
浴室の床に座り込み、足を広げる。人差し指と中指を使い、クリトリスをコリコリとこねまわす。
「んん、んふっ!ふぅぅ……、ふぅぅぅ」
腰が小刻みに震え、膣内もきゅうきゅうと動き始める。クリトリスを触り続け、さっきのことを思い出す。
レンカクに乳首を触られながらクリトリスも触ってもらえたら……。きっととても気持ちいいと思う。
空いている手で乳首を触る。せっかく勃起がおさまったのに、再び快楽を与えられて大きくなる乳首を、摘んで引っ張ったり、転がしたりして、再び勃起させる。
「はあ、はあ」
体勢を変える。膝立ちになり、倒れない程度に上体を倒す。重力で乳房が下に垂れ、レンカクに触られていた体勢に極力寄せる。
「んは……、はあ、あ、あ、あ、あっ」
乳首を摘みながらクリトリスも触り続ける。
これをレンカクにされたら、きっとすぐイってしまう。私の弱い部分を見つけて、やめてと言ってもやめないんだろう。
「んぎ……ぐっ!」
浴室で響かないように抑えた声が漏れ出る。
イケる。イケる。クリイキできる。
「——ッ!ふ、はっ!はっ、はっ……」
じょろじょろと潮を漏らしながら、達することが出来た。気持ちよくてもう一度味わいたくなるが、クリトリスは少し触れただけで異常な快楽を全身に送ってきた。
「はひっ……」
これ以上するなら、部屋でクッションに顔を埋めながらしないといけない。
私はシャワーを股間に当てて、じわじわとくる気持ちよさを味わってから股間を洗い、部屋に戻ってから再びクリトリスをじっくりといじり回した。