セリンとレンカク 2話目
3
ホテルの部屋は比較的空いていた。好きなモノトーンでまとめられた部屋があったので、そこを選ばせてもらった。
部屋に入るなりレンカクは私を抱きしめて、深いキスをしてきた。レンカクの腕の中で、レンカクの舌の動きを舌で受け止める。
慣れてるな……他のガールにも、たくさんこうしてきたのかな……。
「んっ……」
唇を合わせたままレンカクの首にウデを回す。今は何も考えちゃダメ。レンカクに失礼だ。集中しなくちゃ……。
「は……ふ、ん……」
レンカクの歯を舌で舐める。上の歯茎、前歯、奥歯の方まで舌を伸ばす。レンカクも同じことをして来たので受け止めつつ、今度は下の歯をなぞる。
舌と舌を絡め、レンカクが舌を軽く吸ってきた。付け根がピリピリとして、レンカクに全てを持って行かれそうだった。
私もレンカクの舌を吸う。おちんちんとは違う、柔らかいモノ。ちゅうちゅうと優しく吸っていると、レンカクは私のお尻を揉み始めた。
「あふ……」
手のひらで大きく撫でられ、お尻を持ち上げられる。両手で広げるように揉まれて、今度は寄せられる。レギンス越しに揉まれるからなんだか焦ったくて、腰を少し動かして『脱がして』と催促してみた。
レギンスに手がかけられ、下ろされる。お尻が丸出しになって揉みやすくなり、ぐにぐにと指が尻に埋もれていく。
「ぷは……」
口を離して息を吸う。レンカクの顔を見ると頬を紅潮させ、視線に熱がこもっていた。いつも笑っている好青年が、私を求めて『男』になろうとしているのを感じる……。
「あ……」
ベッドに押し倒され、フクの裾から手を入れられて胸を揉まれた。
「や……っ、はあっ、だめ、シャワー……」
「無理、すぐにしたい」
フクの中で乳首を弄られる。乳頭に人差し指の腹を置かれ、くにくにと円を描くように撫でられる。乳首は指の動きと一緒に向きを変え、次第に硬くなっていく。
「あっ、あ……、あうっ、んんっ」
乳輪を指先でさわさわとなぞられる。乳首よりは刺激が少ないけれど、背筋がぞわぞわして思わず仰け反ってしまう。
「やあ、はあっ、はあっ、ああぁ」
「セリンの声可愛い……」
フクを胸が見えるまでたくし上げられ、両胸が晒される。レンカクは勃起した乳首を見て、口を近づけてきた。
舐められちゃう……。舌で、べとべとにされる……。
「んはぁっ」
ぱく、と乳首が食べられてしまった。歯で軽く噛まれ、舌で乳首を舐めまわされた。その間指はもう片方の乳首をいじり、こちらも勃起させられてしまった。
「やあ……、あっ、あっ、あっ」
ちゅうちゅうと吸われ、また舐められる。口が離れたと思ったらもう片方を舐めてきた。
「ああ、ダメ、レンカク……っ、だめ……」
ダメといいながら、私はレンカクを振り払おうとしなかった。気持ちいい、おっぱい気持ちいい……。
「レンカク……ううんっ……」
胸からカラダ全体に快楽が行き渡る。触られてもいないクリトリスが疼いて、足が開きそうになる。でも、開こうとすると膝で止まっているレギンスが邪魔だ。
レンカクに乳首を弄られると、この間までしていたことを思い出す。フクの上からカリカリと乳首をいじめられた日々。イキたいのにイケないもどかしさ。
イキたい……、はやくイキたい……。
「はあ……、ふふ、流石に乳首だけではイケないか」
胸から口を離したレンカクはフクをパパッと脱いで全裸になった。細くて、でも筋肉が付いているのも分かる。顔に比べて胴体は少し白い。
私のレギンスも脱がされ、足を広げられる。ぬち、と粘度のある水音がした。触られていないのに、しっかりと濡れている。
「すごい、とろとろだ」
指でおまんこを広げられる。
見られている。レンカクに、大事なところを……。
枕で顔を隠して、この後されることを想像する。おちんちんがおまんこにあてがわれて、狭い穴の中を進んでいく。壁を押しのけて進んでいき、一定のところまできたらおちんちんは抜かれていく。それを繰り返されて……。
と、思い出した。
「あ、あの……舐めなくて、いいの?」
そういえば、フェラチオをしていない。枕を少しずらしてレンカクの顔を見ると、少し余裕のない、焦っているような表情をしていた。こんなレンカクを見られるのは、今は私だけ……。
「ん、大丈夫。あとで舐めてもらうから。こんなに物欲しそうに入り口をくぱくぱさせてるんだもん、すぐ塞いであげなきゃ」
「——っ」
そうやって変態的なことを——
「んああああ……ッ」
ぷつ、と狭い穴が無理矢理広げられる感覚のあと、一気に肉壁も広げられた。カラダの中がレンカクで埋まっていく。切なかった下腹部が、少し満たされる。
「はあ……セリンの中、あっつい……」
私の両足を支えにして腰をゆっくりと前後に動かしている。おちんちんが引き抜かれると、ぬち、という水音がして、そのあと膣壁を押し広げられる。
「んあ、はあ、はっ、はぁ」
奥に進まれる度に声が出てしまう。抱えた枕で口元をしっかり隠して声が漏れないようにするが、どうしても出てしまう。